始まりの時

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ツァイスはメールに書いてあった指定の場所についた 「こんな所にあってたまるかっつ―の!」 そう愚痴りながら彼は目の前にある神殿…もう名前すら忘れ去られたそれを睨みつけた 「ただの石ころが報酬だったら意地でも売ってやる」 そんな決意をし、ツァイスは閉ざされた門を触る 対侵入者プロテクトだ 「なんでこんな所に厳重なプロテクトを…」 目の前に出てきた画面を見ながら解除コードを入力していくと 「ビンゴ!」 門が開いた 肩の力を抜いた時 「うげ!」 情報士の天敵…兵士がいた 「情報士め!もうここの情報を探りに来たのか!!捕まえろ!!」 あっという間に囲まれた ―そうとうな手練ればっか、正面突破を図るより捕まった方が得策だな 心の中で分析した結果、おとなしく捕まることにした ・ ・ ・ 「おら!」 ツァイスは強引に牢屋に押し込まれた 「いってぇな!お前ぜって―殴ってやる!!」 悪態ついた後、忌々しい手錠を見る
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