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「ねぇ、何でこんな所にいるのかな?」
どんな事を聞かれるかと思ったが、意外な質問に一瞬あっけに取られた。
『事件の聞き込みをしようと思ってイヴァンさんという人に会いに来たんです。』
僕は淡々と答えた。
「へぇ、そうだったんだ。僕がイヴァンだよ♪」
その人は笑顔で答えた。
確かにあんな血まみれ現場を見てよく通報出来るだけの勇気がありそうだ。
『そうですか、ではまずあの山を何とかして下さい…。』
そういうと僕はあの空瓶の山を指差した。
「うん…、でも中に妹がいるから無理なんだ…。」
イヴァンさんはその妹が苦手なのか怯えながらその方向を指差した。
『そうですか、ではここでもいいですか?』
よほど困っているようなので僕は一番迅速な対応を取った。
続く…
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