気付きかけた気持ち

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気付きかけた気持ち

この気持ちが恋だと気づいたのはそう遅くはなかった。 私と棚井さんはそんなに仲良くはなかった。出会って一年どころか二ヶ月も経ってないから当たり前だ。 ただ気づけば棚井さんの事ばかり考えていて棚井さんの温もり、手の感覚、後ろ姿を想像していた。 ただはっきりしないのが棚井さんの顔だ。 何故か棚井さんの前では素直になれないし恥ずかしくて瞳を合わせられない。 その時、これは恋かな? そう思った。
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