************第5章************

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政光は状況が飲み込めないような顔をしていたが俺が真剣なのが分かると 「まあ~少し落ち着け!」 と言いながら俺の様子をみながら話し出した。 「さっき職員室に寄った時に真凛ちゃんの担任の安藤先生に出くわした訳。でっまあ~話しの流れで真凛ちゃんの事を聞いたら今日は体調不良で休みだって連絡があったって言ってたから龍人も聞いたのかと思って言ったけど違ったんだな・・・。」 と少し困惑混じりに政光が話し終えた。 話しを聞いた俺は・・・どうも胸騒ぎがして仕方がなかった・・・。 そうこうしてる内に生徒会の役員である1年の拓海と悠真を除いたメンバーが集まっていた。 何も知らない静香は 「ちょっと、どうしたのよっ2人共・・・そんな暗い顔して!?」 と心配そうに言ってきた。 それに対して政光が 「俺も困惑してるんだが・・・龍人が真凛ちゃん絡みで何か嫌な予感がするんだとさっ!!」 と言うと、話しを聞いていた玲二が 「詳しく話して下さいますか?」 と俺の方を真っ直ぐ見ながら言ってきた。 ただの俺の考え過ぎなら問題ない。 そう思いながら玲二に頷いた俺は・・・ 皆に昨日の事柄から引っ掛かる点などを端的に話した。
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