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そんな私に黒崎さんはスッと自分のハンカチを出し
「泣いたらグチャグチャの顔を皆に見られちゃうよ。」
と笑いながら言うと優しく涙を拭ってくれた。
私は言われた事が本当の事だけに・・・
『ありがとう♪こんな顔見せちゃうと皆卒倒しちゃうね。』
と言うとハンカチを受け取り笑った。
黒崎さんは
「良かった~やっと笑ったね♪そうだっ折原さん今日は生徒会お休みして一緒に帰らない?」
と言ってきた。
えっ!?
私は少し焦りながら
『で・でも生徒会の仕事はちゃんとしたいから・・・。』
と思った事を言ったんだけど・・・
「気持ちの整理ついてないでしょ!?そんな状態で行っても迷惑になるだけだよ!!」
と真剣な顔で言う黒崎さんの言葉に私は
『・・・そうだよね。・・・迷惑が掛かるのは嫌だもんっ!!・・・お休みするね』
と少し寂しく感じながら言った。
黒崎さんはパアッと笑顔になったかと思うと
「帰りにでも龍人様との事どうしたら1番良いか一緒に考えよう。それと生徒会への連絡は上手く私から言っとくから任せといて!!」
と言ってくれた。
何から何まで親切にしてくれる黒崎さんに引っ込んでいた涙がまた溢れそうになるくらい嬉しさを感じていた。
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