************第5章************

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俺は地面にヘタリ込んでいる黒崎を冷たい目で見下ろし、この女をどうするか考えていた・・・ その時 【プルルルップルルルッ・・・】 と俺の携帯が鳴り響き、見ると松田からだった。 直ぐに出た俺に松田は 「情報が少なくて手間どりましたが・・・・どうやら金城高校の奴等が彼女を拉致したとみて間違いありません!!今は駅裏の空き地に居るんですが居場所を知っていると思われる2人組を捕まえた所です。どうし「俺が行くまでに全て吐かせとけっ!!それと他の奴等にも勝手な行動はするなと言っとけっ!!」」 と最後まで聞かずに指示を出した俺は電話を切り、黒崎に目を向けた・・・ 間違いなく今回の真凛の件に黒崎が関与してると確信していた。 この女は野放しにすると何を仕出かすか分からない・・・。 俺は亮輔の方を見て 「・・・頼めるか?」 と諸々を含めて言うと・・・ 亮輔は 「分かっておる。儂もここを片付けたら合流するでの!」 と言った言葉に軽く頷き・・・ 俺は松田が言っていた場所に向かった。 政光も当然のように着いてきながら 「頼むから抑えてろよっ!!昔からキレたら人格変わって、手が付けられねぇ~んだから!!」 と必死に訴えていたが・・・ 聞こえない振りをして急いだ。 学校を出て駅の方に向かいながら、俺は最悪の事態をさける為にある男に電話をかけた。
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