私なんて必要ない

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「土方さぁーん?居ます~?」 ある一室に声をかけるが早いか戸を強引に開き 「ああ、なんだ?俺は忙し…誰だそいつは……?」 私は沖田さんに半ば強引につれていかれながら 部屋の中に入ると目に飛び込んできた人物は 綺麗な黒髪を纏め、切れ長の瞳をし整った顔が 眉間に皺を寄せながら此方を睨んでくる土方と呼ばれた男だった 「巡察中に拾ってきた異人です」 サラリと答える沖田さん 「んなもん見りゃわかる!!問題はコイツは何者だと言うことだろうが!!!」 と更に眉間の皺を深めながら怒り始めていた 「ああ、そうでした」 「ああ、そうでしたじゃねーバカ野郎が!!!!!」 まるでコントのように口論しあってる二人を背景に私は一人考えをまとめていた。
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