『第一章:運命』

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俺が通う高校は[春雨高校] 何ら変わりないただの学校だ。 変わったイベントは美男・美女コンテストくらいだな。 なぜか毎回俺が美男子No.1になっている。 みんな目が腐ってると思って一時期俺以外の生徒全員病院に行くように言おうとしたがみんな目をハートにして聴いてくれなかった。 多分女子みんな目が病気なんだと思う。 感染率高い病気だな。 歩いていると周りの人はみんな俺を見てくる。 俺の背中に何かついているのだろうか。 あ、クリーニングの札のやつ付いたままかな? そんなくだらない事を考えていると背中に悪寒が走った。 ざわざわと何か冷たい感覚が体全体を包み込む。 言い表すなら何か幽霊的なあれ。 俺はゆっくりと後ろを振り向く。 「……………!!」 オタクだった。
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