月詠の懐古的手帳

抱っこ

次男を抱っこして、公園の歩道を歩いていた。
すると次男が身をよじり私の腕から抜け出した。

駆け出した次男の目標は、自分と同じ年ぐらいの子供を抱いたお父さん。

このお父さんは、長身で爽やかなイケメン。

駆け寄った次男はイケメンお父さんに向かって「ダッコ」と言い、両手を出して抱っこしてのポーズをとる。

イケメンお父さんは優しく微笑むと、次男を抱っこするために自分の子供を下ろし立たせた。
そして次男を抱っこしようとしてくれたのだが…

次男はイケメンお父さんが下ろしたお子さんのほうに腕を回した。
お子さんの方を抱っこしようと無茶な行動に出たのだった。

ダッコってそっち！？
私は意表を突かれ声には出さずにつっ込んだ。

素早く次男との距離を詰め次男をお子さんから引き離す。
再び抱き抱えると、苦笑するイケメンお父さんに謝った。

せっかくのご厚意申し訳ない。