俺の追っかけ！！

～華恋～

　
「女相手に何人で絡んでんだ！！情けない…」

「うるせぇ～おまえには関係ない！！」

「俺は天性のお人好しなんだ！！こいつに手をあげるなら俺が相手になってやるぜ！！」

「正義くん…アハハハはっ…マンガ…マンガみたいっ…アハハハは！！」

「何がおかしいんだよ…」

「だってﾌﾟｯ…お腹痛い…私を助けに…ｳｯ…そんな男の子君が初めてよ！！」

「そんなの当たり前だ！！」

「へぇ～じゃ～しっかり私を守ってねぇ～アハハハはっ！！」

「はぁ～？」

なんなんだこの女はどういう神経をしているんだ…この余裕はどこからきてるんだ…俺は笑う彼女を見て唖然とした。

「何無視してんだ！！いくぞぉ～。」

「おいっ女！！笑うなぁ～。」

「ほらほら来たよ前向きな！！」

一人が俺に飛び掛かる！！だが俺は女の笑いを止めたかったため飛び掛かってきたところを後ろ向きで蹴を入れた！！
男は吹っ飛ぶ！！　

「わぁ～お！！君ぃ～口だけじゃないのね…アハハハ」

「だから笑うなぁって！！！こんな奴ら足だけで十分だ！！」

「へぇ～足だけで…そいつら…けっこう…名の知れた
奴らよ！！できるのかしら…」

「ムカツクッ…やってやるよ…」

女のあまりにも余裕で見下した発言に腹がたち…
俺は残り4人を足だけで蹴散らすことを宣言してしまった…
いったい俺は何をしに出てきたのやら…。