~華恋~

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俺は勝ち誇った顔で華恋の前を立ち去ろうと背を向けた瞬間…右側から何かが物凄い早さで飛んでくるのが横目で見えた!! 俺はあたる寸前でしゃがみこみそれを回避。     「おっしぃ~あと少しだったのに…」     「まさか…今のお前か!!」   「あったりぃ~!!やっぱすごいんだね正義くん!!私の攻撃…くるのわかってても避けるの難しいらしいのに…正義君やっぱサイコー!!」     飛んできたのは…華恋の拳だった…しかし…なんというスピードだ… 俺はもしかして…一番言ってはいけない一言を言ってしまったのか… 俺は物凄く後悔した…。     「さぁ~どんどんいくよぉ~!!正義君好き好き!!」   華恋は右、左とリズムよくパンチを繰り出す!!  俺はそれをぎりぎりでかわす…     「あっぶねぇ~!!お前なにものなんだよ…」     「またお前って…華恋または華恋ちゃんって呼んでよ!!両方嫌ならハニーでもいいわよ~!!笑」     「ハニーなんて誰が言うか誰が!!」     華恋と俺の攻防戦は果てしなく続いた…。     「はぁ…はぁ…もうやめにしようぜ華恋…」     「じゃっ!!付き合ってくれる?笑」     「それは嫌だ…」     「もぉ~!!!素直じゃないんだからぁ~!!笑」     「誰が?」     「正義くんが!!」     「なんで?」     「本当は私のこと好きだから!!笑」     ニコニコ顔で発言する華恋の顔を見た俺は思った   …なんてポジティブな女なんだ…それにしてもこの強さはいったい…しかも全然疲れてないし…さすがに倒すわけにも行かないしな…     「あっ!!そうだ!!」     「どうしたの!!笑」
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