2281人が本棚に入れています
本棚に追加
翌日、職場である工場で昼飯を食っていると、ゆぅニャンからメールが来た。
【キラ✨昨日はありがとう❤今夜パソコンするなら、またチャットルームに行っていい|д゚)チラッ⁉】
【ゆぅニャン❤喜んでもらえてうれしす😆いいよ😃ダチとだいたいチャットルームでダベってるから、きなよ👍】
ゆぅニャンは顔さえ見えなけりゃ、可愛いブサイク女だ。
ブサイクでも、女は女。
彼女は彼女だ。
ちょっとだけ、嬉しいのも事実。
定時に工場を終え、チャリでコンビニに寄り、カップラーメンとおにぎりを買って、木造2階だてのボロアパートへ帰った。
図書館で借りた小説を読み、夕食を終え、9時まで時間を潰す。
あんまり早い時間からパソコンをするのは、ご法度だ。
リアルに友人もいない、約束もなにもない奴だと仲間に思われるのは心外だからな。
9時になり、IDとパスワードを打ち込む。
いつ見ても、俺のキャラはイカス
さぁ!ここから、俺が俺らしくいられる時間だ!
最初のコメントを投稿しよう!