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見渡す限りにうごめく黒い影。
兵士達は追い詰められていた。
「糞!どうしたらいいんだ!」
すると一人の兵士が呟いた。
「俺達は此処で終わるんだな…」
するとまた別の兵士が言った。
「諦めるな!もうすぐギルドから援軍が来る!」
その時兵士達に黒い影…魔物達が襲いかかって来た。
兵士達は絶望したその時、今まさに魔物達が兵士達の命を刈り取ろうとしたとき声が聞こえた。
「聖なる壁を創りたまえ…シャイニングシールド」
ガキィィィン
何かが弾かれる音と共に兵士達は目を開けた。
「なんだ!?何が起きた?」
目の前には光輝く壁があった。
そしてまた声が聞こえた。
「無事か?」
その声の主に一人の兵士が答えた。
「大丈夫だ…それより君は?」
声の主は兵士の問いに答えた。
「俺は混沌の使徒だ…あんたらからの要請で来た…待ってろ今片付ける」
そう言うと混沌の使徒は詠唱を始めた。
(我の障害になる者を暗黒の闇に引きずり込め)
(ブラックホール)
混沌の使徒が呪文を唱えると辺り一面を覆い尽くしてた魔物達は一匹残らず消えた。
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