レインボウガール

プロローグ（現実世界）

それら全てに必ず共通しているのが、蠱惑(こわく)的な、魅力溢れる現実では有り合えないような美少女達の存在だ。

いや、現実にもそのような少女達はもちろん存在しているのかもしれない。

世界には60億もの人間が居るのにその中で該当しない少女が居ないはずが無い。

魔法が使えたり、空を飛べたり。

そういう超自然的な力の存在は置いておいて、ここで議論しているのは、性格であったり容姿的な事柄だ。

しかし、このような少女達との出会うためには様々な障害がそれこそ星の数ほどある。

生まれた場所や、育つ環境。数え切れないほどの偶然が重なったとして、仮にゲーム内で登場するような。

そんな少女のに出会えたとしても、それに気づける人間は稀だろう。

お互い恋に落ちるなど天文学的な確率になる。

そんな少女達との、ある程度手軽な出会いや交流手段としての美少女ゲームがある。

労力はいらない。少しばかりPCの知識があって、右手が動けば良い。

マウスを押すだけならそもそも、足の親指でも舌でも良いわけだ。