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「いやあ…先輩の姿が見えて、嬉しくてクラウチングスタートしてきました。頭撫でて下さい。間グッバイ」
「シェフチェンコ!」
叫びながらローキックをかましておく。
「いたっ! シェフち○こ?朝っぱらから低俗っすよ先輩。それにシェフチェンコってサッカー選手ですからね」
「そうだったのか」
「そーですよー。もう痛いなあ。責任取って下さい。湿布も張って下さい」
「いや、どちらも嫌だけど」
「うーん! 外道だ! 今日も見目麗しいですね先輩! 私の穴を使うことを許可しよう」
俺は無視して歩き出すが、そいつはごくごく自然に俺に寄り添ってきた。
「先輩先輩、ちょー気になってたんすけどそれ手に持ってるのなんすか?」
「え?」
そこで俺はふと、まだ右手に髪の毛を握っていたことを思い出しました。
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