「お届け物でーす」

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「あ、はい」 声が裏返った事に何の感心も示されなかったので内心ホッとしつつ、サインを書く。 「ありがとうございましたぁ」 サインを受け取り、ティッシュサイズの荷物を俺に渡し、お礼を言いながら足早にトラックに乗る兄ちゃん。 きっとまだまだ届け物があるのだろう、ご苦労な事だ。 そう思いながら玄関先で荷物の宛先人の名前を確認する。 ん? 「あれ?俺宛?」 珍しくも俺宛への荷物だった。 .
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