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『みくる。見せたい場所がある。』
街から15分くらい歩いたところに
綺麗なラベンダーがたくさん咲いた花畑があった
「うわぁ…!すごい!綺麗だね!!」
あれ…?
政宗様?
「政宗様ー?…どこー?」
花畑にはあたしの声が響くだけ…
どこ行っちゃったの…?
それから探しても居なかった
もしかして1人…?
そう思うとあの時の
恐怖が沸き上がってくる
「ま…政宗さまぁ…うっ…ヒック…」
『ごめん、ごめん。泣くとは思わんかった。』
「もう…。」
後ろから現れて頭を撫でてくれた
『みくる。左手出して。』
左手…?
しぶしぶ出すと
薬指に銀色のシンプルな指輪がはめられた
『外国では夫婦は指輪を左手の薬指にはめるそうだ。』
地面に膝ま付いて
下から見上げられて
ドキドキした。
そして
すごく嬉しかった
その指輪にはローマ字で
" forever love "
と刻んであった
「ありがとう…//すごく嬉しい。」
『どういたしまして。』
手の甲にキスすると
立ち上がって抱き寄せた
『お前が他の奴らに見られてるのが耐えられなかった。お前は俺のものだ。』
「///」
ちょっと上からだけど
格好いいって思った
『じゃあ帰るか。』
名残惜しいけど
帰るまでに日が沈んじゃうしね
「うん!」
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