第二章

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3.費用・収益の認識基準と測定基準を述べてみよう。 認識基準 現金主義会計:現金収入があったときに収益を認識し、現金支出が生じたときに費用を認識する方法 現金主義会計によれば、固定資産や商品を購入したときに支出額がすべてその期の費用に計上され、販売しても売掛金または手形を受け取った場合は、収益に計上されない。 消費基準 発生主義会計 費用は、現金支出の時点と無関係に、利益獲得活動において財貨またはサービスを消費したときに計上される。 収益も同様に、現金収入に関わらず、利益獲得活動に おいて重要な事実が発生した時点で計上される。 実現基準 ◎測定基準 収入支出額基準による測定 過去・現在・将来における支出額と収入額に基づいて行われる。 4.費用収益対応の原則が果たす役割を説明してみよう。 費用収益対応の原則とは、費用の発生額のうち当期の収益獲得に貢献した部分を抜き出し、それを当期の費用とする原則 発生費用から期間費用を把握する原則として機能し、さらに一部の費用を認識する原則として機能する 5.取得原価基準と時価基準の内容を説明し、それぞれの長所と短所をまとめてみよう。 ○取得原価基準 資産を取得した時点の価格に基づいて、その貸借対照表価額を決定するもの 長所:客観的に把握、検証が可能 短所:現在の価格基準を反映しない ○時価基準 資産の時価を貸借対照表価額とする基準 長所:現在の価格基準を反映する(特に土地、有価証券) 短所:客観的な把握、検証がむずかしい
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