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第四章
1.商品の評価基準として、取得原価、取替原価または純実現可能価額を採用する場合のそれぞれについて、長所と短所を考えてみよう。
○取得原価
購入代価に付随費用(引取運賃、購入事務費)を加えて決定する。
○取替原価
保有中の商品を現時点で取り替えるのに要するコスト
○純実現可能価額
取得した商品を販売価額で評価し、これが変化するのに合わせて、決算のつど評価額を変えていく方法。販売によって実現できる収入の純額。
2.メーカーが各種の製造費用を投入して製品を完成させ、製品単位当たりの原価を確定するまでのプロセスを、箇条書きで整理してみよう。
原材料投入
↓ 材料費、労務費、経費
しかかり品
↓
製品
3.退職給付引当金繰入額は、将来の退職金の支払額を前もって各年度に費用として配分したものであるが、その金額は具体的にはどのように計算すればよいのだろうか。
従業員の長年の勤続に起因するものであるから、これをその従業員が勤務する各年度に規則的な方法で割り振って、各期の人件費に含める。
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