第1章 10月

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椅子に座ってみた。 すぐ右側に高さ4、5mの1本の木があったけど、それなりの景色が広がっていた。 濃い緑の葉っぱを目一杯につけた木は、駐車場の方からの目隠しになっていた。 ちょうどその下に家がなくなり、遮るモノがない。 上には入り口と同じ白い帆布の日除けが伸ばされていたが、視界の邪魔にはならない。 『見晴らし台』という名前は伊達ではないようだ。
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