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……ドン。
「ん?」
ドンドン!
「んん?」
「姉貴!めし!早く降りて来ないと俺が姉貴の分も食っちまうぞ!」
「はあ~い」
幸多も帰って来ている時間らしい。
私はまだ寝ぼけた頭を左右に揺らしながら、ベッドから降りた。
確かにカーテンを引いていない窓の外は真っ暗だった。
いくつか点々と光が見える。
普通なら飛び込んでくる幸多も、部屋の明かりが付いていなかったから遠慮したらしい。
ジャッとカーテンを引くと、私は下に降りた。
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