第2章 バイトと音楽

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とりあえずバイトの日は、定休日の木曜日以外は毎日、午前9時半から閉店の午後9時半までとなった。 営業時間自体は、午前10時から午後9時。 前後の時間は開店の準備と閉店の後片付け。 でも、休みたい時はいつでもかまわないという、あり得ない緩さ付き。 就職活動をしてもいいよ、ということらしい。 確かに前のバイトが辞めてから半年、マスター独りでやってこられたのだから、問題はないのだろう。 私が就職しないと文句を言うのは幸多しかいない。 それならどうでもいいし、しばらくは様子見かな。 それと、仕事内容は…… 作ることは一切なし。 接客と片付け、掃除が基本。 時給は相場より低め。 そこは仕方ないと思うし、あまり気にしていない。 それでも働く時間が長い分、小遣いには十分な金額になる。 やりたいことが見つかるまでは、ちょうどいいと思った。
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