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「いない……って、どこに行ったか聞いてるですか?」
「ん。ユウ、おやつ、かう。いってた」
「どこかに買い物に行ったってことか?」
「ん」
シオは小さく頷く。非常に分かりづらいが肯定の意味だろう。
「ユウ、すぐかえる。いってた」
「すぐ帰ってくるか……それなら良いが。待つか?」
「はいです。どこに行ったか分からないですし、待ってる方が良いと思うです」
「司は? というか何故いるんだ?」
「別に良いじゃん。理由なんて。あたしも待っとくよ」
三人一致で決定し、俺達はソファに座って待つことにした。ソファは二人掛けだから、シオの隣に司が、向かいのソファに俺と淋子が座った。
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