両刀使いの死神と恋は盲目な閻魔

11/27
前へ
/142ページ
次へ
「いない……って、どこに行ったか聞いてるですか?」 「ん。ユウ、おやつ、かう。いってた」 「どこかに買い物に行ったってことか?」 「ん」 シオは小さく頷く。非常に分かりづらいが肯定の意味だろう。 「ユウ、すぐかえる。いってた」 「すぐ帰ってくるか……それなら良いが。待つか?」 「はいです。どこに行ったか分からないですし、待ってる方が良いと思うです」 「司は? というか何故いるんだ?」 「別に良いじゃん。理由なんて。あたしも待っとくよ」 三人一致で決定し、俺達はソファに座って待つことにした。ソファは二人掛けだから、シオの隣に司が、向かいのソファに俺と淋子が座った。
/142ページ

最初のコメントを投稿しよう!

286人が本棚に入れています
本棚に追加