夜の部屋と鎌の少女

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その途端に、俺が起きた時の最初の光景が頭の中に浮かび上がり、さっきの話と繋がった。 「お前……確か俺にも鎌を振ってきたよな?」 「はい。お仕事ですから」 「それって……俺死ななきゃいけないパターン?」 「あ、当たり前じゃないですか!!死ななきゃあの世にはいけないですよ!?」 じょ…… 「冗談じゃねえ!!」 死んでたまるか!!俺は再び立ち上がり、ドアに向かってダッシュ。だが、渾身の体当たりもドアは難無く受け止め、俺を弾き返す。諦めない。もはや呪いなんて関係ない。開かないならぶち壊してしまえば良い。
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