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~甲板~
がやがやと戯れる男達
飲めや歌えや大騒ぎの大宴会が繰り広げられていた。
海の男達は勇ましい四人 を讃える
海坊主「野郎どもここにおられる四人のお方は、魔王を倒しに行く勇者様ご一行だぞ!あのセイレーンも倒す強さに乾杯だぁ!」
酒もかなり入って気分が いいのか、何かに付けて 乾杯をして酒をあおる
セイレーンを倒した後、現れた海坊主は四人のその強さに感激し皆を呼び集め宴会を始めたのだった(実際にセイレーンを倒したのは水歩一人で他の三人は物凄い私的な死闘を繰り広げてたのだが…)
嗄「海坊主さん盛り上がってますねぇ♪」
グラスに入ったシェリー酒を、くいっと飲み干し嗄良が言う
水歩「セイレーンは海に生きる男達にとって悩みの種でしたからね」
ユイ「ユイたんがいたことが、この船にとっての幸運なのん♪」
嗄良「ユイさんが視界に入る事が不幸です!皆さん可哀相…」
水歩「確かに♪」
ユイ「もぉ~!最近二人ともりんりんに似て来たのん!」
などとふざけ会いながら 酒を煽る三人
そこに、歩み寄ってくる一つの陰
り「何お酒飲んでんの!ユイさんは死!じゃなくて成人だからいいとして二人とも、まだ未成年でしょ!」
まるで保護者のような口ぶりで二人を叱る
嗄良「りんきぃ♪その手に持ってる赤いのは何かしら~?」
り「葡萄を絞りその果汁を蒸溜してから醗酵させた西洋の飲み物だよ!」
水歩「通称ワインと呼ばれていますね♪」
り「そうとも言う~~♪冗談だよ♪今日は特別だしみんな乾杯~♪」
りんきぃもかなり酒が入っているようでテンションがいように高い
三人「乾~杯~♪」
そんなこんなで、乾杯を繰り返し飲みまくる四人
時が経過し宴も終盤に差し掛かる
ユイ「三番、ユイたん!剣の舞を披露します♪」
船員達「いいぞ!いいぞ!やれやれ~♪」
水歩「帰れ~♪」
嗄良「海の藻屑となれ~♪」
り「そして死ね~♪」
船員に紛れて、言いたい放題の三人
ユイ「酷りんこ~!ユイたんもうしない!」
ユイはプ~っと膨れて隅の方でイジイジとのの字を書きだす
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