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~ Side ユイ ~
とある洞窟の中…
謎「もうじき仲間が帰ってくる!お前の仲間の死体をもってな」
うっすらと灯る蝋燭
仮面を着け黒いローブを羽織った、いかにも『謎の男です』的な雰囲気の男が言う
ユイ「お前達何物だ!」
鎖に繋がれ捕われのユイ
謎「死に行く貴様には、知る必要もないだろう」
男はねちりとした笑みを浮かべて言う
ユイ「否、私も私の仲間達もお前達ごときには殺られはしない!」
勇ましく吠えるユイ
謎「鎖に繋がれてるお前に何が出来る」
パキン!
ユイは縛られていた鎖を 無造作に外す
ユイ「ワザと捕まってやったのがわからないとは…所詮は三流の小物」
ユイが虚空に五芒を描く
ユイ「天地風雷炎我が力となりて此処に現れん」
五つの刀がユイの周りに 現れる
ユイ「五行の神刀!あの世の土産話にして逝け」
謎「それは貴様だ!」
ユイ「華麗に舞い散れ…妄想流奥義・鈴桜」
五行により現れた神刀が 舞う
一瞬…
鈴の音が鳴るかのような 静かな斬撃が相手を切り ふせる
ユイ「華麗な最後であったことを誇れ…」
そういうとスタスタと歩き去っていく
~現実~
パチンっ!!
ユイ「はっ!!!」
妄想から目を覚ますユイ
荒野に一人佇む
ユイ「きゃぁぁぁぁ!!また置いてかれた!」
ムクッと立ち上がると、じたばたする
ユイ「こっちから、りんりん達の匂いがするのん」
ユイは森の方に向かって 鼻をクンクンさせる
ユイ「急がなきゃ!」
ユイは猛烈に走り出した
ユイ「りんりん達のツンデレ大魔王~~~~~」
わけのわからない事を叫びながらユイはりんきぃ 達の後を追った
やはりこの男…妄想してましたか・・・
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