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―ガラッ
このね、教室に入った瞬間の女子の視線が僕に集まる感じ。
あーっ痛い!痛すぎるよ、皆の衆っ!
まあ、理由もわかってるんだけどね?
「宮野、」
「…あ、はいはい?」
「貸して」
これ。目の前で、スケッチブックを机に置いてすっかり空になった手を僕の方に向けてるこの人が原因なんだよ、僕ばっか痛い目にあってるさ。
「いいよ」
「あそ」
そういうとさっさと自分の席に戻っていく晴夜くん。
なんかムカつくなあ…。
「おー宮野持って来てくれたか、お疲れお疲れ、早く座れ?」
「うーい」
先生が来てしまえば、晴夜くんの事は考えない。
僕お待ちかねの妄想タイムに突入するからねww
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