00☆Prologue

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コンコンとお父さんの部屋のドアを叩いた。 「鈴?」 「うん。あたし。」 冷たく、簡単に言った。 「入って?」 はぁと鈴はため息をもらした。 「なぁ「鈴ぅ~っ。可愛いなぁ」 お兄ちゃんの頭でぐりぐりされる、あたしの頬。 ため息をもらした理由は鈴のお兄ちゃんが極度のシスコン。 お父さんに用が有るのに。 「どけ…糞。」 そう言うと、お兄ちゃんは、 「すっ…鈴はいつからこんな子にぃ!!!」 頬に手をあて絶叫していた。 ムンク…? まぁ、無視無視。 「で、お父さん。用件は何??」 「あー…。」 次に言った言葉にあたしの歯車が狂い始めたんだ。
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