00☆Prologue

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「萩津華高校に行ってこい♪」 は? あそこってほとんどの部活が全国大会進出の 男子校ですよ? 「お父さん。男子校だよ?」 「うん。頑張れ。」 素っ気なく返事したお父さんはまた仕事に取り掛かった。 「あ。女子って公表されるから、そのままで平気だよ?以上。」 放心状態です。 「…おい、糞親父何で鈴が男子校に行くんだよ…?」 入ってくんじゃねぇよ。 「てめぇが話に入ってくんじゃぬぇよ。うっせぇな」 「す、鈴ぅ~…うわーん」 「…きも」 「お父さん…何であたし、男子校に行かなきゃならないの?」 「学費免除。しかも、超豪華な寮の最上階だってさ。鈴…行かなきゃ損だろ?全てが無料なもんだぞ?」 ゔ。最上階、学費免除…。 大好きなお父さんに迷惑はかけたくない…。 「お父さん。あたし、谷村鈴は男子校で3年間、頑張ってきます!!これも、大好きなお父さんの為だからね!?」 「ごめんな。鈴?俺ももっと収入がよけりゃ…」 収入はいいでしょ? ジュエリー会社の社長なんだから。 まあ、 谷村 鈴(16)平々凡々な女ですが、男子校で頑張ってきます!!
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