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時計を見据えたまま、5分ほど時間が経過した。
すると、雨宮は立ち上がり、キッチンへと向かい、冷蔵庫を開けた。
(何もないか…)
そのまま冷蔵庫を閉める。冷蔵庫の中には食材自体はあったものの、朝だということもあり料理をする気は起きないらしい。
(……コンビニでも行くか)
そう考えた雨宮は、適当な服を選び、それを着ると、家を後にした。
雨宮が出た後の家の中は、静寂が支配する。
この家には、雨宮1人しか住んでいないのである。
しばらくして、家へと戻ってきた雨宮は、再びソファーへと腰掛け、コンビニで買ってきたのであろうサンドイッチを口に運ぶ。
それ食べ終える頃には、時計の針は6時を示していた。
朝食を食べ終えた雨宮は、自分の寝ていた部屋へ戻り、クローゼットから届いてからまだ日の浅いブレザーを取り出し、着替えた。
今日は、鬼百合学園の入学式なのである。
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