005 生きがい

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10分前…… 「どこかのう…ここ?」 部屋から転送された老人が言った。 老人はメガネをポケットからだして辺りを見る。 そして老人は気付く。 「ここは…婆さんが生きてた頃に一緒に住んでた町じゃないか!」 現在地 川崎市 🌕🌕区4丁目 雷おじさんの自宅前 「懐かしいのぉ~~ ……まだ…家はあるかのう?」 老人は自分と妻が住んでいた家へ歩きだす。 さすがにちゃんとした場所は解らなかったが、懸命に探して4~5分後、ようやく見つけた。
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