序章

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ふと気づくと横断歩道のむこうに小さな男の子が一人、僕の視線を不安げに覗き込んでいる。 随分と距離はあるが、しっかりと見える。 その子は僕の小さい頃にそっくりだ。 いや、そうだ あの子は僕じゃないか。 昔の僕に違いない。
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