狂乱家族日記――黄桜乱命――

乱命の真実

　千年前の閻禍時代に『泣き虫のお嬢ちゃん』だった乱命さん。

　乱命さんはよく殴られ、それ以上に酷いこともされていた可哀相な乱命さんはある日「神様。神様。どうかお願いします。助けて下さい。」と海にうつった星々を見据え、無心に純粋に願いました。
　その日はＷＡＲＡＶＥ(ワラビー)つまり月香が落ちて来た日でした。
　気が付くと、そこは見た事もない所でした。
「………？」
夢かと思いました。
怖くて、父を呼び、母を呼び、そして友を呼びました。しかし誰もいませんでした。

これが乱命の孤独の始まりでした。