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時刻は、朝の6時…
誰かが俺を蹴る。
ゲシッ…ゲシッ…
「早く起きるのだ…」
なかなか起きない徹に呆れながら、足蹴をするマルコシアス。
「ん…あと5分…」
「よっぽと喰い殺されたいようだな…」
「…はい、スミマセンでした。今すぐ起きるので喰い殺さないで下さい。」
マルコシアスの殺気のこもった声で冷や汗だらだらになりながら謝罪する。
それから、さっさと起きて居間に行ってみた。勿論屋根は、無くなっているので太陽が眩しい。
「やっと起きてきたか…徹…」
「父さん、母さん…おはよう。」
かなり真剣な顔でこちらを見ている父さんと母さんに朝の挨拶をした。
「徹…話は、マルコシアスさんから聴いた…世界がとんでもないことになってるようだな…特に屋根がないのは、一番大変なことだが…。」
屋根がないことのどこが一番大変なのかは分からなかったが首を縦に振った。
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