プロローグ

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俺の視界が真っ赤に染まった。 最初は、刺されたかと思ったがそうではないようだ。 そして目の前には、狼のような姿をしており、その背中から翼の生えている生き物が真っ赤に染まった天使に足を乗せながら上から俺のこと見下していた。 「ん?人間か…さて殺すかな…」 「いやいやいや!?待てよ!?てかあんた何もの!?」 「誰かに名前を聞く時は、自分から名乗るのが礼儀だぞ。」 「えっと…俺の名前は、十六夜 徹だ。…早速だけど何ものか教えてくれないか?」 堂々とした姿に翻弄されながらも名前を名乗った。 「ふっ…十六夜 徹か…良いだろう!答えてやる…我が名は、マルコシアス!ソロモン72柱の一人だ。」 「と…いうことで殺すか…」 マルコシアスが前かがみな姿勢をとり、戦闘体勢にはいる。
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