3人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
「待ってくれ!」
まだ死にたくないので今出せる最大音量で叫ぶ。
「まだ何かあるのか?」
そのままの姿勢なうえに殺気のこもった声で問いかけてくる。
「俺を神の計画を潰すために鍛えてくれ!あんたたちソロモン72柱だけでは潰せないだろう!」
その場任せにマルコシアスに、訴えかける。
「ふむ…合格だな…」
「えっ?」
意味がわからず、声を出してしまった。
「汝は、我の話を聴いたうえで神と戦う選択をしたのだよ…我々は、どこかに逃げようとする人間は、戦力にならないから殺すことにしていたのだよ…。だが汝は、戦う選択をした…だから合格と言ったのだよ。」
何かよく分からないが殺さないということは、わかった。
「よ…よかったぁ~怖かった~」
心底安心して安堵の息をもらした。
「だが汝よ…戦う選択をしたのだから、これから魔力が使えるようになるまで我と特訓だぞ?」
「まじですか…」
こうして…俺とソロモン72柱の一匹の訓練と旅が始まった。
最初のコメントを投稿しよう!