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昼休みにはたいてい変事がある。
ここんところ興奮させられる出来事が多くて、夜は悶々としてほとんど眠れないから(起きて何をやってるかは聞かないでほしい)、昼の満腹後を利用して仮眠をとっていると、モモからの電話で叩き起こされた。
「こらっ!! 寝てる場合じゃないよ! とにかくすぐに来て!」
「どこに?」
「グラウンドの隅の倉庫! ほら、かつてあたしがおちんちんを何本もしゃぶった……!」
不快なことを思い出させるなよ……。
モモがかつて何をしたのか知りたい方は、シリーズ第1弾を参照してくだされ。
とりあえずモモの焦り気味の声が気になったので、急いで駆けつけると、奈緒が下半身裸で埃っぽい床に伏して、わんわん泣いていた。
「奈緒ったら、ここですごいオナニーしてたんだよ! まただよ! 奈緒はすごいエッチだけど、学校でむやみやたらにオナニーするような子じゃなかったよね。大丈夫かなー? 将来が心配だよ」
お前に将来まで心配されるいわれはないよ、と奈緒に代わって言ってやろうかとも考えたが、奈緒はモモのペットということになっているのを思い出したので、やめておいた。
ご主人様には飼い猫の将来を案ずる権利も義務もあるのだ。
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