最愛の君へ

過去

私たちは章大くんの家にやってきた

理｢章大････さっきの話｣

安｢･･･うん｣

美｢章大くん？｣

安｢････未来は、未来はな････たっちょんの元カノやねん。もうこの世におらんけど････｣

理｢いないって･･･｣

美｢亡くなったの････？どう･･･して？｣

安｢未来は、未来に付きまとってた男に･･･日常的に暴力されて････

いつも長袖着てたから、気づかへんかったけど、
体中傷だらけやった･･･

ある日、未来はその男に突き飛ばされて･･･

車に引かれたんや

たっちょんは････未来が暴力されてた事に気づかんかったから、あんなことになったって

自分のせいやって

ずっと自分を責めてた･･･

それから、たっちょんはあんま笑わんようになった

未来といたころはよく笑ってたんやけど････｣

章大くんは大倉くんと未来さんが二人で写ってる写真を見せてくれた

写真の中の大倉くんは
見たことがないくらいの
幸せそうな笑顔だった

美｢･･･そんな･･･大倉くんのせいじゃないのに･･･｣

安｢そうなんやけど･････たっちょんは自分せいやって思ってるから

････美咲ちゃんが暴力されたって聞いたとき････未来と重ねてしまったんやないかな｣

美｢･･･私････大倉くんのとこ行ってくる!!｣

そういって私は、大倉くんの家に向かって、走り出していた