灰色

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進むことをおそれ 退くこともかなわず 美しい空を仰ぐことさえ許されぬ 笑うことも泣くこともどこかぎこちなく 落ちる目線の先には何もない 自らかがやく太陽から背を向け 添いてきらめく月から隠れる この想いは胸がはり裂けることも 胸をしめつけることもない ただ、孤独の真ん中でたたずむのみ
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