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そして今
「本当に三日で届いた!!」
と喜んでから二ヶ月がたち
ついにラスボスまできたのだ
認めよう
これは史上最強のムズゲーだ
なんてったって弱ボスのグラフィックがでかすぎて画面に入りきれてないのだから
そしてラスボスに至っては製作者が強そうさアピールをしすぎたせいで巨大な鼻の穴と戦わないといけなくなってしまった
ドキドキ感は一切ないがいよいよ最後の戦いだ
「フゥフゥフゥ…よくぞここまできたな▼」
ラスボスが喋りだした
「しかしお前の戦いもここで終わりだ▼」
「今楽にしてやろう▼」
「よっしゃー!!!」
一ヶ月ぶりに声を出した僕は俄然やる気が沸いてきた
ラスボスの攻撃!!!
「…勇者よ、私の身の上話をしてやろう…私はその昔人間だった。いつもひとりぼっちの少年で、楽しみといえば家でパソコンをしている時くらい。美少女ゲームを初めてやった時出た熱い涙は…こうなってしまった今も忘れられそうにない。優しくて強くておっちょこちょいで明るく純粋こんな娘が現実にいないものか…いるはずがない…そう解っていながらもどうしても諦めきれずに探し求めた。……そしてついに!!見つけたのだ!!!私が想像していたそれをはるかに上回る完璧な娘に!!
しかし彼女はこう言った…『私は呪われているの…この呪いは人にうつさないと恋愛もできない呪いなの…でもうつされたらとても醜い姿になってしまうわ…それに、恋愛もできなくなる…だから私はあなたを愛せない…』とな、俺は言ってやった『何をいう!!私が一番に望むのは君との恋仲ではない!!君の幸せだ!!さあその呪いとやらを私にうつしたまえ!!私なら大丈夫!!きっと呪いに打ち勝ってみせる!!』とな…結果は見てのとおりだ、
ちなみに彼女は呪いが消えたがいまだに部屋にこもったままだ…
一ついいことを教えといてやろう…私を倒せばその呪いは倒した者にふりかかる…そして私が右手に持っている紙…これは彼女の電話番号だ。さあ、どうする?▼」
「→電話番号を入手して帰る
→倒して呪われる▼」
…僕は思った
500万円もどうやって返そうかな…と
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