FILE.2 少年探偵団結成!?

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キッチンで紅茶を入れ直す志保は浮かない顔をしていた… こぽこぽ… 「──いいのかね、志保君…」 「博士…頼まれた暗号、出来たのかしら?」 「うッ…いや、まだじゃが…そうじゃなくて、せめて君の正体だけでも歩美君に伝えても──」 「馬鹿ね…そんなことをしたら、すぐに工藤君が江戸川コナンであることに気がつくわ…」 「じゃがのォ…」 コト… 「私だって…出来ることなら打ち明けたいわ、でも…それはあの子にとって辛い結果になる…」 「新一のことか…」 「まさか少年探偵団だったあの子が、本物の探偵になるなんてね…正体がバレるのも時間の問題でしょうけど…」 「時間の問題って…じゃったら教えてあげてもよかろうに…」 「探偵なら、探偵らしく、自らの手で解決してみるものじゃない?それに…今の彼女の目、工藤君の若い頃にそっくりよ…」 「もしも、歩美君が真実を知ってしまったら、どうするつもりなんじゃ?」 「さぁ…」 「え?さ、さぁ…って!」 ピンポーン… 「博士、暗号…」 「わ、わかっとるわい!ワ、ワシに任せなさい!」 「言ったわね…」 「ぅ…も、もう少しだけ時間をくれんかの…」 「仕方ないわね…」 志保は呆れながらも微笑んだ…
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