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帰って来てからも、俺の興奮は全然冷めなかった。それどころか、あのコントローラーの感覚を思い出すと、気分が高まり身体中が熱くなる。どうやら俺は完全にゲームにハマってしまったらしい…
その興奮が治まらないまま、気が付くと夜が明けていた。
仕方なく寝不足だが学校に向かう。一応授業には出たが、内容なんて覚えている訳がない。その日は結局机に座って寝ているだけだった。ユリは俺に気を遣って、休憩時間も話し掛けて来ないで、そっとしておいてくれた。何?気を遣ってくれたんじゃなくて、話し掛けたくなかったんじゃないかって?俺とユリは一緒に遊んだ仲だぜ?そんなこと有り得ねぇって。とりあえず俺は、学校が終わると同時に家に帰って寝ることにした。
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