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予習してあげたノートをギャルさん達に返す頃には私の睡眠時間など残っておらず、
ありがとぉーなんてキャピるそのマスカラバシバシの睫を引きちぎりたい衝動にかられながらも、こっそり待ち受けにしている祐ちゃんの写メを見てその怒りを鎮める。
ここでブチ切れたら、私の平穏な学校生活がめちゃくちゃになってしまう。
それは避けなければならないのだ。
いじめなんて受けることになれば、面倒なことになる。
ふぁ、と小さく欠伸を漏らしながら、子守歌としか思えない日本史の授業を聞きながら、会社でセクハラされていないかと、祐ちゃんのことがとても心配になった。
そう。
祐ちゃんの純潔は私が守る。
だって、祐ちゃんの純潔は、私のものだから。
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