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「…ん?」
少しずつ瞼を上げると、
もう夜になっていた。
どうやら、果てた後
気を失ったみたい。
流石に3回はキツかった!
モソリと寝返りをうつと
そこには、愛しい寝顔が。
「しゅーやぁー。」
甘えた声で抱きつくが、
起きそうにない。
唇が微かに動いただけだ。
宗弥の首元に顔を埋めると、
シャンプーのいい匂いがした。
「宗弥、愛してるっ。」
囁いた時、電話が鳴り響き
宗弥は目を覚ましてしまった。
おれ等を邪魔するモノ
なんていらない。
2人で理想の愛し方を
繰り返し生きればいい。
宗弥の言葉が
行為が
おれの当たり前なんだから。
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