異常な日常

過去の話

…時は流れて、姉妹達は大人になりました。

高度成長期・バブルと呼ばれる時代背景の中、おそらく、まだ通産省の役人だった祖父が母に見合いの話を持ってくる。

その頃の父の仕事などは一切不明ですが、父は三男坊で上の次男が運輸省に勤めていたので、役人同士の縁談だったのではないでしょうか。

両家の縁談は無事纏まり、曾祖母に気に入られた父はマスオさんとして、広くて部屋を持て余している佐藤家に、一緒に住むことになります。