第1章

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「うん、長期任務。はい、これ」 「…何これ」 「明日入学式だから」 「は?」 「学園に通ってもらうよ“舞姫”、“銃士”♪」 「学園?!わー、楽しみ♪…って、あれ?シオンどうしたの?」 「…“舞姫”って言うなあぁぁあぁーーーっっ!!!!!」 シオンの叫びはギルド本部内全部に響き渡ったとか。 「んで、どうして今更学園に?学ぶ事なんて何も無いだろ。」 シオンは氷の塊に向かって言う。 「シオン、流石にあの状態で話せってのは無理があるよ。」 フェイトは氷の塊に憐れみの視線を送る。 「ちっ。」 シオンは舌打ちすると、指を鳴らす。 すると氷の塊が粉々に砕け、中からギルフォードが現れた。 「凍死するかと思った…。」 ギルフォードは少し顔色が青白かった。 しかしシオンは容赦無し。 「さっさと理由を話せ、また氷浸けにされたいか?」 「…いや、されたくありません(僕は育て親のはずなのになあ)。」 ギルフォードは心の中で盛大に溜め息をついた。 .
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