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｢はいはいどちらさん？ 新聞なら間に合ってますよっと｣
一定のリズムで鳴らされるインターフォンにイライラしつつ、幸斗は玄関に向かい、そして扉を開いた。
｢七森幸斗さんですか？｣
扉を開けた幸斗が見たのは三人の少女だった。
幸斗に名前を尋ねた先頭の子、髪は桃色で短めのサイドテール。
その子の右後ろには青い髪をしたツインテールの女の子。
そしてその子の反対側には金髪でポニーテールの女の子。
三人共、共通のシャツと少し丈は違うが同じデザインのスカートを着用していた。
｢確かに俺は七森幸斗だけど｣
何か用なのかととりあえず名前は名乗った訳だが。
｢声紋一致、網膜パターン一致、初めましてマスター！｣
｢……誰だ君ら｣
幸斗は桃色のサイドテールの女の子の言葉にかなり動揺した、しかし高校生に成り立ての少年の意地だろうか、そこは気丈に振る舞う。
｢七森博士から聞いてませんか？｣
今度は青いツインテールの女の子が口を開いた。開口一番で七森博士、祖父の名前を出され若干混乱する幸斗。
そんな幸斗に追い討ちを掛けるように、次は金髪のポニーテールの女の子が口を開いた。
その女の子の言葉が幸斗には一番衝撃的だった。
｢私達は七森博士に作られた最新型のガイノイドです｣
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