訪問者-ある土曜日の事-

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幸斗にドアを閉められ外に置き去りになった三人の少女。 どうやら鍵も掛けられてしまったようだ。 「分かってはいたことだけど、どうするの?」 青い髪の少女が淡々と桃色の髪の少女に聞く。 「う~、このまま帰ったら博士に怒られちゃうし」 それに桃色の髪の少女は困ったように答えた。 「どうにか入れて貰わないとですねぇ」 最後におっとりした口調で金髪の少女がそう言うと、三人は顔を見合わせコクリと頷き、桃色の髪の少女が再びドアノブを握った。
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