人生の転機

4/5
前へ
/14ページ
次へ
少しオシャレなカフェに入った。 男「お金は私が出します。 好きなものを 頼んでいいですよ。」 雪「すいません。 じゃあ、ミルクティーで。」 男「店員さん!ミルクティー二つ。」 雪「で、話しってなんすか?」 男「…じゃあ、話しに入ろうか。 僕は、 タチバナエンターテイメント  マネジメント部兼 スカウト部 部長の 岡本 隼っていいます。 …きみ、芸能界には興味ない?」 雪「…は?芸能界?」 隼「そう。芸能界。 今、芸能界には 飛び抜けた才能を持つ 俳優も、歌手もいない。 今の芸能界を救うためにも 君がなってみないかい? 僕は今まで何人もの人を スカウトしてきた。 でも、君は今までの人で 見たことのないオーラを 持っている。 僕と一緒に芸能界の頂点を 目指してみないかい?」 雪「芸能界には… 興味はあります。 でも…。」 隼「でも?」 雪「岡本さんは 勘違いしてますよ。 …多分。」 隼「隼でいいよ。 勘違い?」 雪「じゃあ隼さん。 あなたは僕のことを 男の子と思って スカウトした。 …違いますか?」 隼「………ということは、 女の子なの!?」 雪「…はい。」 隼「面白いね…。」 雪「え…?」 隼「新しいジャンルが できるかもしれない! 芸能界を目指そう! 男とか女とか 関係ないよ!」 この時、 やっと両親から離れられる… いや、今しかない! そう思ったんだ。 雪「…目指します! 隼さん…よろしくお願いします!」
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加