始まり

4/5
前へ
/14ページ
次へ
ぁ。 言い忘れてました… かなりのドジでもあります。 漫画でしかないような…バナナの皮で足を滑らせるなんてこともあったり… ツルンッ 「んきゃぅ!」 言ってるそばから…… もう…恥ずかし過ぎる…ッ 立ち上がろうとした瞬間だった。 スッと僕の前に手が差し出された。 驚いて見上げると… 背の高い男の人? 「君…大丈夫?」 低い、でも優しい声の主は僕を見下ろしながら聞いてくる。 顔は逆光でよく見えない。 スーツ? 眼鏡もかけている? 「頭でも打った?」 動かない僕を見てその人は次の質問を投げかけてきた。 ハッと我に返るとその人に腕を掴まれた。 Σ滑ったのも見られた?! と思ったら急に恥ずかしくなって… 「ぁ、あッ、ありがとうございましたッ!!」 下を向いたままお礼を言って逃げるように学校へと走った。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

138人が本棚に入れています
本棚に追加